私は昨日からまた入院している。今クール4回目の抗癌剤治療を受けるために。
実は今回の抗癌剤治療に対しては大きな抵抗があり、事前にその旨を明確に医療チームに伝えていました。
アメリカ屈指の癌専門の大病院だからか色々整っており、患者と医師がポータルサイトを通じて直接意志の疎通ができるシステムがあります。まぁメールみたいなものだと思ってもらえれば良いかと。
それでこう伝えていました。
「とにかく咳が酷い。少し動くだけで咳込んでしまい動けない事もある。抗がん剤をする度に酷くなっている感があり、今回また受ける事でこれが悪化した場合、私は呼吸困難で死ぬかもしれない。だから今回は抗癌剤を受けたくない。自殺行為に等しいと感じている。」という内容で素直に書きました。
こういう場合は素直に明確に書かないと海外では伝わりません。日本人だからといって遠回しに書いてはいけませんよ。
そして代わりにリクエストしたのがサイバーナイフ。これは肺癌なんかにもよく使われているもので、ピンポイントで癌細胞に攻撃できる放射線治療で、周りの細胞をほとんど傷付けないので優れものなのです。しかもここMoffittにはその上位互換である「True Beam」というのが存在します。
これならこれ以上肺やその他にダメージを与えず治療が出来ると考えたからです。
治療日当日、血液検査と尿の採取を済ませ、まずはドクターと会います。会ってすぐにドクターは今回の私のリクエストについて説明をしてくれました。結論、True Beamは使えないのだ・・・と。
理由ですが、私の肺にある癌はまず前提として肺癌ではなく、あくまでも足にあった滑膜肉腫から転移してきた転移癌です。なのでここに大きな癌はなく、レントゲンで見るとまるでプラネタリウムを見るかのように小さな癌が無数にあるのが見えます。
だからそれらを一個一個やっつけるような事までは出来ない、というのがその理由です。もう少し大きさのあるものが対象だそうです。
だから対策としては抗癌剤。これで広く攻撃するしかないのだ、と。
なるほど。理由は分かる。しかし、本当にこの体調で抗癌剤をやって良いのか?そこが肝心なので相談しました。すると、今からCAT Scanを撮ります。それで判断します!と言うのです。(CT の事)
で、撮りました。撮った結果しばらく待機して医師からの連絡を待ちました。すると直接電話で連絡が来て、「大丈夫です。あなたの状態なら問題無く抗癌剤治療が可能です。予定通り今日から入院しましょう。」と言われました。そんなわけで今回の入院がスタートしました。
入院中にふと思ったのは、抗癌剤治療って最後までやらないというか、癌の活動が落ち着いた時点で止める感じなんです。それは何でかな~と。最後までやって消し去ってくれた方が良いのに、というのが全ての患者の意思だと思うのですが、そこにも理由がありました。
抗癌剤というのは癌が活発に動いている時には有効だけれども、癌が落ち着いている状態ではほとんど効果が無いのです。すると抗癌剤により他の細胞や臓器が傷付くだけで、やるメリットが無いのが理由だそうです。(これはGeminiに習いました。)
これが本当だとすると癌細胞ってとてつもなく賢くないですか?
自分が安全な時には活発に動き回り、抗癌剤で攻撃されると冬眠状態みたいになって守りに徹するのです。そしてまた活発に動ける時期を見て活動を再開します。
こんなのがそれこそ星の数ほど肺に存在するわけです。オーマイガーですよ。
まぁ一度は放射線医師からも直接意見を聞いてみたいと思っているのでそれもリクエストするつもりでいますが、心なしか今回入院してまだ昨夜の一回しか抗癌剤はやっていませんが咳がマシになった気がしています。このまま奇跡的に全ての癌が消え去ってくれれば良いのですが。小さい癌の癖にやたらと頑固なのは宿主の性質も関係しているのかもしれません。
入院する際は部屋の中をいつもこのセッティングにしています。もう慣れたもの。(笑)
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