癌が進行している

4月27日(月)MRIを撮った。場所は切断した脚。

5月4日(月)造影剤を使用してCTスキャン撮影。今度は上半身全体。

MRIの結果、膝とその周辺に癌と思われる白い影が幾つか映っていると言われた。

CTスキャンの結果、肺の癌が大きくなり、増殖しているとの報告を受けた。

 

脚には放射線治療を勧められたが、受ける気はない。脚だけやっつけても意味はないからだ。

やるとしたら全身に回る抗がん剤一択だろう。

だが、その提案はまだ無い。

 

ここで疑念が浮かぶ。なぜ肺に癌が残っているのに抗がん剤治療をストップされていたのか?

なぜ1月に切断したばかりの脚にこれほど早く癌が転移してきたのか?

疑って悪いが、切断した際にわざと癌を残してきたのではないか・・・そう思えて仕方ないのだ。

 

私はアメリカという国の良い部分も汚い部分も知っている。

病院というのは本来、病気を治して人を救う場だが、同時に民間のビジネスでもある。

あっさりと完治して終わってしまったら儲からない。癌は最も儲かるビジネスだと言われている。

それだけに、麻酔で寝ている間に何かするなど造作もない事だ。そしてそういう事をする可能性は否定できない。

 

疑心暗鬼は良くない。それは重々承知している。

こちらの考え過ぎなら失礼極まりない行為だ。だが、こんな思いにさせてくれるだけの事を実際に見てきたのもまた事実なのだ。長く住んでいても親友と呼べるアメリカ人が出来ないのはこういった部分があるからだ。まして私はアジア人。白人の医師からすれば軽い命の部類だというのも知っている。

 

そんな悶々とした負の考えが頭を過り、今日は午後から数時間ずっとソファでゴロゴロしながら過ごした。何もやる気が起きない。こんなのは久しぶりに味わう。

 

そんな中、暇つぶしに観ていたYouTubeで下記の動画が流れてきた。

普段この様な動画は観ないのに、なぜ表示されたのか分からない。そういう意味では天からのエールだと理解した。

戦争で亡くなった父の棺の横で遺影を持ち号泣する小さな子。それを同じく号泣しながら後ろから抱きしめる母。涙が溢れてきて最後まで観れず、この場面で消してしまった。

 

自分には妻と四人の娘がいる。そして多くの友人がいる。

簡単には死ねない。死んだらこうして悲しい思いをさせてしまう。一番下はまだ8歳の娘だ。

少しぽっちゃりしているが、笑顔の絶えない優しい子だ。そんな子をおいて死ねるわけがない。

こんな悲しい思いをさせてはいけない。

何も誇れる様な父親ではないが、こういう悲しい思いだけはさせたくない。

だから抗わないといけない。勝たないといけない。

 

肺で悪化している癌のせいで咳も頻繁に出るようになった。

でも治してみせる。その気持ちにさせてくれた。

気付かせてくれた。この動画に感謝したい。

 

そしてその後、また流れてきた別の動画。好きなロックバンド「Bon Jovi」の有名な曲だ。

この曲にも勇気をもらった。だからこの二つは気持ちが落ちた時に再度観るためここに貼り付けておくことにする。